パチンコの未来を憂う

abflex2004-07-15

どうも、昨日書いたF夏祭り講座の内容にかなり間違いがあって、慌てて修正した銀次です。やっぱり自分のうろ覚えの記憶では頼りになりませんねえ。

今日は予定していた仕事が早めに終わってしまって閉店まで1時間ほどあったので、駆け込みで打ってきてしまいました。打ったのはゴーゴージャグラーV。ジャグラーガールみたくうるさくないし、先告知もあるので僕はけっこう好きです。打った40分ほどの間にBIG2回、REG1回当たって、ちんまり2000円勝てました。内容的にも収支的にも満足です。しかし、ジャグラーは相変わらず良く分からない目で光りますなあ。

さて、実戦の話は早めに切り上げて、今日はパチンコの未来について考えてみたいと思います。というのも  さんの「パチンコ崩壊…?」という日記にいたく共感したからです。ご存知の方がどれくらいいるのかわかりませんが、パチンコもパチスロも7月から新しい法律に沿って作ることになり、パチスロはストックの禁止、ATの実質不可能などもあって従来の射幸性が高かった機種は作れなくなり、少なくとも一時的な業界の衰退は避けられない・・・と見られています。パチンコは射幸性は変わらないものの、多様な機種が作れるようになり、従来のCR機一辺倒のラインナップが改善される・・・と思っていたのですが、フタを開けてみてびっくり。パチンコ史上最高のギャンブル機が作れるようになっていました。

それが、大当たり確率1/500 確変率3/4 時短100回というスペックです。これは昔爆裂機として問題となって作れなくなった大工の源さんを代表とする確変2回ループ機を遥かに上回る爆発力を持っています。10連チャンは珍しくなくなり、20連チャンでさえ手に届くスペックであると思われます。

「爆発するようになって一獲千金の夢が持ててラッキー」と僕も最初は単純に思ったのですが、よく考えると基本的なベースの辛さがハンパではありません。従来で最も射幸性の高かったフルスペック機(大当たり確率1/360 確変率1/2 時短100回)と比べてみてもかなり辛くなっています。初当たりにかかる投資金額を考えてみると1000円で20回ほど回るとして従来のフルスペック機の投資金額が18000円なら、今回の新基準機は25000円かかります(さらに戻しが3個になるので実際はもっと投資金額はかかりそう)。今まで当たる気しねーと思っていたフルスペック機の1.5倍は当たらなくなる計算です。これってすごいことです。確率的にも2000回ハマリ(10万円当たらず)程度なら珍しくなくなるでしょう。こんな激辛スペックを果たしてみなさん打つようになるのでしょうか?

僕は結局、この新基準機が全ての台を駆逐し、店はこのスペックだらけになると思います。なぜなら、誰もが(特にパチンコを打つような人は)連チャンする機械が大好きだから。一度3/4で連チャンする味を知ってしまったら元には戻れなくなると思います。ちょっと前、ミリオンゴッドが出たときに「こんなギャンブル性の高いだけの機種いったい誰が打つんだ?」と思ったものですが、いざ出てみると、かなりの店舗に設置され、かなりの人が目を血走らせて打っていました。この新基準機もいったん社会に出回って隆盛し、社会問題となって規制される運命にあるスペックだと思います。いずれは規制されるにしろ、少なくとも2,3年はこのタイプの機種が市場を席巻するのではないでしょうか。

で、こんなギャンブル性の高い機種が出ると何が困るかというと、客がまず勝てなくなることです。ミリオンゴッドやスーパービンゴの例を取ってみてもギャンブル性が高いほど機械割が低くてもみんな打ってくれるので、店は甘く調整する必要がなくなるのです。その結果、みんなが仲良く爆死するような状態になるのではないでしょうか。このスペックの機種が出回るとしたら、このような事態になることは避けられないと思います。ギャンブルで借金する人も今以上に増えてしまうことでしょう。

悲観的なことばかり並べてしまった新基準機ですが果たしてどうなるのでしょうか。もちろん、杞憂であれば一番いいのですが、どうもそうならない気がしますねえ・・・

 本日の収支 +2000

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